蔵王橋 (長岡市)
蔵王橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 新潟県長岡市 |
交差物件 | 信濃川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道352号 |
管理者 | 新潟県長岡地域振興局地域整備部 |
着工 | 1988年(昭和63年)(2代) |
開通 |
1958年(昭和33年)(初代) 1994年(平成6年)(2代) |
座標 | 北緯37度28分39.28秒 東経138度50分50.19秒 / 北緯37.4775778度 東経138.8472750度座標: 北緯37度28分39.28秒 東経138度50分50.19秒 / 北緯37.4775778度 東経138.8472750度 |
構造諸元 | |
形式 | 連続箱桁橋 |
材料 | 鋼 |
全長 | 808.0 m[1] |
幅 | 12.5 m[1] |
最大支間長 | 92.0 m[1] |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
蔵王橋(ざおうばし)は、新潟県長岡市の信濃川に架かる、橋長808.0 m、幅員12.5 mを有する[2]国道352号(重用:国道403号)の桁橋。初代の橋は1958年(昭和33年)に竣工され、現在の橋は1994年(平成6年)11月竣工。2車線で両側には歩道を有する。
概要
[編集]当橋梁の下流側には北陸自動車道の信濃川橋が、上流側には国道8号長岡バイパスの長岡大橋が架橋されている。
- 橋長 - 808.0 m
- 最大支間長 - 92.0 m
- 幅員 - 12.5 m
- 車道 - 7.50 m
- 歩道 - 両側2.50 m
歴史
[編集]初代蔵王橋は、延長815 mの橋梁で、橋名の由来は昔、長岡に隣接する幕府領蔵王村があり、長岡城築造以前には全国的にも珍しい、平城の蔵王堂城があったことなどに因み、蔵王橋と命名された。古くは蔵王 - 槙山の往来は「渡し船」により行われていたが、1921年(大正10年)頃から発動機を取り付けた渡船の営業が行われ、その後県道に認定され、渡船も県営となったため無料開放となった。
産業の発展に伴い交通も活発になり、1928年(昭和3年)[3]に県議会で蔵王橋の架設が議決され、翌年(1929年)には流水部の橋脚が完成したものの、満州事変等の影響から物価高となり工事は遅々として進まず、1936年(昭和11年)にようやくトラス橋部分が完成し、両端に木造の斜路を造って供用を開始した。
その後洪水に見舞われ、木造部の流出や通行止めなどの被害を再三に受けたため、1952年(昭和27年)[3]に左岸側を、1957年(昭和32年)[3]には右岸側もコンクリート橋に改良した。
30年間の長期に亘り完成された蔵王橋も、車輌の大型化や交通量の増大、さらには老朽化もあったため、旧蔵王橋から信濃川下流側の位置へ新たに橋を建設し、1988年(昭和63年)度に橋の本体工事に着手し、1994年(平成6年)[4]に現在の蔵王橋が完成し供用開始となった。
旧蔵王橋を供用中に現在の蔵王橋を建設したため、弧を描く形で両端の道路に接続する造形となっている[3]。
ギャラリー
[編集]-
蔵王橋両端に設置されているモニュメント
参考文献
[編集]- 蔵王橋西詰歩道上に設置されている案内板「蔵王橋の由来」を要約。
脚注
[編集]- ^ a b c d “橋梁年鑑 平成7年版”. 日本橋梁建設協会. pp. 60, 200, 201. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “橋1,000 mあたりの製造日数はどれくらいですか?”. 新潟県 (2005年12月9日). 2017年6月5日閲覧。
- ^ a b c d ながおか市政だより No.387 1986年11月 p.8 待ちに待った蔵王橋の架け替え決まる。新しい橋はカーブ橋。 - 長岡市
- ^ ながおか市政だより No.483 1994年11月 p.10 11月30日に開通します 新しい蔵王橋 - 長岡市
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 新潟県 長岡地域振興局 地域整備部 - 橋梁管理者
- 空から見た信濃川・魚野川 - 北陸地方整備局 信濃川河川事務所